カーディングで繊維を整えたシートに接着剤樹脂を浸透させ、乾燥させます。これにより、繊維同士が交差する点に樹脂が固着
レジンボンド不織布は、カーディングを終えたシート(ウェブ)をバインダー(接着剤)の溶液に浸潤・乾燥させることでシート内の繊維を結合させる不織布製造法です。この方法で生産する不織布の特徴として、原料の種類やその繊維の径、バインダーの選択などの組み合わせで、多彩な性質の不織布を生み出すことが可能です。 たとえば、柔らかいシーツから、コシのあるフィルター素材、衣料用の芯材まで、幅広い風合いの不織布に対応します。また、原料としてレーヨン素材がこの製法に親和性が高く、吸水性に優れている点も特長の一つです。
原料の繊維径等を変えることによって、幅広く物性をコントロールできます。
原料の選択、バインダー(接着剤)との組み合わせによって、硬さやコシ、柔らかさといった物性、風合いをコントロールできます。
原料の選択、バインダーとの組み合わせにより、縦方向の強度を強化できます。
原料にレーヨンを使用することで、吸水性に優れた不織布を作ることができます。
ふんわりしたシート(ウェブ)をバインダー溶液に浸潤し、繊維を結合させて製造するのがレジンボンド不織布です。
食品・医療を中心にさまざまな分野の不織布製品としてラインナップしています。
【製品】食品用トレーマット・医療用シーツ・刺繍用裏地・工業用・食品用各種フィルター・農業用資材
| パラレルウェブ: | 縦方向に対する強度が強い、低目付での地合に優れる。 |
|---|---|
| クロスウェブ: | 強度の縦横比を均一、または任意にコントロールでき、低目付〜高目付の不織布を作ることができる。 |