
良いものづくりは、良い土壌から生まれる。
シンワの敷地内には畑があります。
「この畑を、もっとみんなの場所にできないだろうか」。そんな思索の物語です。
一歩一歩の土づくり
シンワの敷地内には20年ほど前に植樹を始めた果樹園と畑があります。文旦、夏みかん、ゆず、きんかん、ライムといった柑橘類を中心に、四季折々の野菜も育てていますが、実際にその日々の様子を知る社員は多くありませんでした。
「せっかくの畑を、もっとみんなで活かせないだろうか」。
そんな想いから、2024年秋、社内の有志メンバーによる「Shinwa Farmプロジェクト」が、ささやかに始まりました。
最初の取り組みは、社内の希望者に畑の一部を貸し出す「シェア農園」。7名の社員が参加し、畑の管理を担当しているスタッフのアドバイスを受けながら、それぞれ思い思いの野菜やハーブ、花を育てています。参加者の多くは農園初心者ですが、種や苗から収穫を迎えるまでの過程を、純粋に楽しんでいます。

広がる、収穫の輪
続々と実る四季折々の野菜や果樹は、スタッフ一人では収穫が追いつかないほど。そこで、有志による「収穫のお手伝いの会」も、不定期で開かれるようになりました。
お昼休みを利用した短い時間ですが、毎回10〜20名ほどが自然と集まってくれます。土に触れ、自分の手で収穫する。みんなで手を動かしながら、季節の恵みを実感できるこのひとときは、不織布の業務では味わえない、大切な時間となっています。
畑の脇では、自然と会話も広がります。部署や役職を越えて、ただ一緒に野菜を収穫する仲間になる。そんな温かいコミュニケーションが、少しずつ、ここから生まれています。

良い製品は、良い土壌から
今後は、収穫物を使ったイベントの開催や、サステナビリティの一環として生ごみを堆肥化するコンポストへの挑戦など、新たな取り組みにも挑戦できたらと考えています。
良い野菜が、豊かな土壌から生まれるように、良い製品もまた、豊かな土壌(企業風土)から生まれると、私たちは信じています。Shinwa Farmをきっかけに育まれる、社員同士のつながりや、日々食べるものや環境への意識。それら全てが、私たちのものづくりの、見えない力になります。
少しずつ一歩一歩。
私たちは、未来のための土づくりを、みんなで続けていきたいと思います。




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